SNSで分断されていく世界をどう思うか?
SNSで分断されていく世界をどう思うか?
さて、この文章については旅行先に向かう車内で書いている。ちょっと温泉旅行にでも出てみようかなと思ってね。最近、疲れを溜めていたからね。
旅行はまぁ、日々の疲れを癒すには適当な休みの使い方かなと思う。ここんところ、ちょっとスケジュールを集中させすぎて、情緒不安定なところがあるのでここらで思考のスピードダウンをさせないとならない感じ。
どこに旅行に出掛けているかなどは諸事情あってネットには晒さない。僕は謎の多い男なので。
しかし、今後の身の上のことも色々と考える感じであるよな。これも旅に出て、車窓からいつもは見ない風景などを眺めているせいだろう。旅というのは普段とは違う景色を見たり、違う場所で寝たりすることで、普段の生活からはちょっと距離を置いて自分の人生のことを考えさせる役割があるように思うのである。
今後の仕事についても色々と悩みが多いのである。ひとまず今は食える程度には稼げているが、昇進する様子もないのでこの職場で勤め続けていいのか悩む。また、将来的には内地の方に移住したいと考えているので、リモートワークで働けるような職場に転職してしまいたいななどと考えている。
だが、僕はすでに40代であり、ろくなキャリアもない状態であり転職をするのも厳しい身の上でもあるのである。今は人手不足の時代であるから、仕事を選ばなければ生きるための食い扶持を稼ぐ仕事はあると思うけど、果たしてそれで死ぬまで働き続けられるのかはよく分からない。
フリーランスプログラマになって、仕事だけ見つけて個人事業主になってぼちぼちと働くことなども考えたりするけども、あれも厳しい世界であることは知っている。どこかのフリーランスの人のブログなりつぶやきなどで見たけど、勤め人さえ勤まらない人がフリーランスをやるのも難しいという話も聞いている。自律的に仕事を探してやろうというスケジュール管理をきちんとできるまめな人でないとフリーランスも難しいとのことである。
いずれにせよ、明日は明日の風が吹くというやつであろう。今現在、こうやって温泉旅行に出かけるだけの余裕はあるのだから、今のうちに貯金をするなりよく今後の人生を考えるなりして、何があっても動揺しないだけの準備をしておけば何とかなるだろう。人間というのは、過去にクヨクヨしたりとか未来のことを不安に思ったりするけども、どちらもコントロールできないことに感情をすり減らしてるだけ無駄である。今、与えられたリソースをいかに活用して今後の人生をうまくいかせるかだけ考えれば良いことであろう。
今週のひとことエッセイ
旅先にもMacBookを持ち込んで色々と書き物をやっている。僕は極度のメモ魔というか、趣味がものを書くことであるので、こうやって色々と文章を書きながら生活することが呼吸のように自然であるというところがある。
小説執筆についても続けている。こちらは最近は最初から最後までのストーリーの流れのプロットを作成してみて、そこから本文を徐々に書き上げていこうかななどと思ってる。
小説についてちょっと悩んでることもあり、今回の僕が書いている小説は、神道や仏教というのが現代社会に自然に溶け込んでおり、社会の安定であるとか行政の裏側までそれぞれの神様が管理してるというような世界観なのだ。
そこで、神道の神様の扱いについてどうしようというところで微妙に悩むのだ。や、次回作あたりで天照大神を登場させるかもしれないのだけど、これ、個人の同人小説とはいえ本当に神道の最高神をフィクションの中で好き勝手に動かしていいのか? などと考えてしまうのである。
一応、神道などについても下調べを行っており「神道とは何か」(伊藤聡著)という新書を下敷きにして、小説の神道の設定などをしていこうと思っている。
しかし、どうもこの新書によると、今、神道と言われているものは、明治維新の頃に国民統制をするために天皇を最上位としたイデオロギーにするために作られた。国家神道であるらしい。それ以前の神道というのは様々な流派の神道が並列して並び立ち、仏教と神道の区別というのも中世ぐらいの時代には曖昧であったらしく、僧侶が管理してる神社とかそういうものもあったとのことだ。
フィクションとはいえ、天照大神を書くとするとどうしても天皇制について考えねばならず、そういう思想が強い小説に関しては僕が苦手なのである。例えば、「海賊と呼ばれた男」などをかいた百田尚樹がいるけど、僕はあの人の小説はエンタメとしてものすごく優れていると思うので好きである。しかし、様々な政治活動とか炎上については、「やめときゃいいのになー」としか思わない。
どうしても、フィクションでもちゃんとしたテーマを含めた内容を考えるのであれば、イデオロギーとの衝突は避けられないこともある。そういうところも含めて、僕は色々と書くことを考えねばならぬのだと思う。
今週のネットニュース振り返り
SNSとイデオロギーで分断される社会をどう捉える?
上記の記事では実際にロシアから依頼を受けて、Facebookの広告などを使いアメリカの民衆の分断を利用して暴動を起こしたケースが挙げられているが、現在のSNSの社会問題をよく表していると思う。
今現在のSNSでは極端なイデオロギーによる衝突により、誹謗中傷の問題だったり、そのことにより選挙などに伴う社会の分断が大きな問題になっている。これプラス、最近では生成AIの進歩により、政治家本人を偽装した音声や動画などのディープフェイクなども加わりさらに混乱が広がっている。
特に2024年は、全世界で重要な選挙が行われる「選挙イヤー」であり、この機会に乗じて対立してる国の選挙で混乱を引き起こして内紛をさせようという国も現れるかもしれない。こういう、SNSを利用して対立している国に混乱を引き起こそうという戦略は「認知戦」と呼ばれており、日本の自衛隊でも海外からのサイバー空間でのデマ拡散を防ぐための専門の部隊が設置されてるとのことである。
<独自>陸自に「認知戦」対処専門部隊新設 安保3文書に明記 - 産経ニュース
僕自身の考えとしては、Twitter(X)やFacebookのようなSNSプラットフォームに対して、デマや誹謗中傷を行った時にプラットフォーマーの責任を問えるような法律をさっさと作った方がいいと思うのである。無論、それは表現の自由との兼ね合いを考えて、適切な議論を行いどれぐらいの線引きをするかというのを決めなければならないではある。
現時点のようになんでも言いたい放題で、連日のようにデマや炎上が起きてるような状態は不健全で気に入らないでもあるけど、現実問題としてこのように海外から社会を混乱させるための干渉まで行われているのである。この調子で行くと、AIを使ったbotなども大量に使われて、社会を覆そうとするテロリストが好き放題やれるようなインターネットが現れる。
そのほかには、ちゃんとしたネットリテラシーの教育を学校で行うなどの対策も必要だろう。ネットでの議論の距離感や、ネットに何もかもを書き込むと恐ろしいことが起きるというのは、僕らのようなインターネット老人会の人間であれば「半年ROMれ」と言われて教育されたもんである。現代のデジタルネイティブの子供たちに関しては、小学校や家庭などで適切にデジタルの教育をしておくことは、今後のためにも重要であると思う。そこんところの教材を作ったりとか、それだったら行政とかでも十分できる。
EV市場の減速と、今後のエコカーの行方。
中国の電気自動車BYDが「トヨタを追い抜くための戦略」を仕掛けている | クーリエ・ジャポン
米国で最も環境にやさしい車は「トヨタ・プリウス・プライム」だった? | クーリエ・ジャポン
今、環境保護のためのエコカー推進で伸びていたEV市場であるけど、割高すぎて富裕層しか買えなくて、それ以外の層ではトヨタのハイブリットカーとか中国の格安EVが広がり始めてる。
EV市場でトップの地位を独走してたのはイーロンマスクの率いるテスラであるけど、イーロン自体のイメージの不人気のせいでテスラの利益が減速するという事態に陥っている。
アングル:テスラ失速はマスク氏の言動が影響、米消費者の敬遠傾向明らかに | ロイター
テスラのことについては、まぁ、僕はイーロンが嫌いなのでそもそもテスラのEVは金があっても買う気がしない。それ以前に、以前、ニュースになったことがあったけど、テスラ車についてる内部監視用のカメラの画像をテスラの社員が盗撮して、それを社内チャットで笑いものにしてた内部資料が流出したこともあった。
テスラの車載カメラがとらえたドライバーの日常が社内でネタにされている | ギズモード・ジャパン
テスラのことはまぁいいだろう。CEOがあんなもんだから社員のコンプライアンス意識もこんなもんである。
僕が通勤などで乗っている軽自動車もそろそろ買い替えどきで、次はエコカーに乗り換えた方がいいかなーと思うけど、中古車市場ではいまだにEVなどは全然出回っていないし、 そういう富裕層以外のエコカーの選択肢というのはまだ出揃ってない感じである。その辺りの過渡期の選択としては、トヨタのプリウスとかのハイブリッドカーとかそれぐらいしかなさそうだよなーと思う。
今週の一曲
今週の一曲は 宇多田ヒカルの「traveling (Re-Recording)」
宇多田ヒカルはちょうど世代である。中学高校ぐらいの時代の時に、めちゃくちゃ流行っていた。この頃はなんか陽キャが聞いてるような音楽の感じがして、あんまり好きではなかったが、40代になった今聞いてみるといい感じに力が抜けている。
ちょうど最近、宇多田ヒカルがオールタイムベストアルバムを出したらしくて、トラベリングとかその辺りの時代からの曲を再収録してアルバムにしてるとのことである。いい機会なので聞いてみようかなとも思うところである。
それでは良い週末を。
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