情報収集をするのも情報発信をするのもアップデートが必要なのだな。
情報収集をするのも情報発信をするのもアップデートが必要なのだな。
さて、明けましておめでとうございますであるな。2024年度初のニュースレターである。今年はプライベートの方ではどこかに旅行を行くでもなしで、初詣に行ったりとか沖縄本島北部に出かける程度しか移動してない正月であった。
まぁ、日本全体で考えた時は重大な事件が発生してるのだけど、それについては後述しようかと思う。辰年ではあるが、随分と龍が荒れてるような一年であるような気がする。今年は国際情勢などを考えた時も台湾の総統選であるとかアメリカ大統領選挙が控えているから色々と変化の年であるよ。
何はともあれ新しい新年である。去年一年も様々な事件があった。ChatGPTをはじめとする生成系AIの進展であるとか、イーロンマスクによるTwitterの買収なんてことがあった。また、イスラエルとハマス、ウクライナとロシアの戦争についても継続中であり、いつになったら世界は一息つけるのかと安心できない状況が続いている。
僕がこのニュースレターを通じてやりたいことというのは、主に自分自身のためでもあるけど、その週にあった出来事などをきちんと整理して振り返りを行うための媒体にしてしまいたいなと思ってる。
この時代のメディアというのは速報性を求めた報道ばかりをありがたがる傾向があるけども、しっかりと世の中のことを理解して価値のある判断を行おうと思うのであれば、起きている出来事をしっかりと熟考して自分なりの解釈を行えるような間をおくことは必要であると思うのだ。
「スローニュース」という、速報性よりはしっかりと継続した調査取材を行った上で読んだ人に考えることを促すことを目的とした報道形態がある。僕が理想としているところはそんなスローニュースのようなエッセイ的な文章を提供できれば良いなと思ってるのである。
何はともあれ2024年の新しい年が明けた。世の中は変わり続けて、我々の身の回りの環境でも様々な事件や出来事が発生している。そこんところを僕なりに観察して、また去年と同じく個人的な視点のエッセイを提供できれば良いなと思うところである。
今年もまた一年よろしくお願いします。
今週のひとことエッセイ
新年早々、石川県の能登半島で震度7の大地震が発生した。
能登半島地震 石川県内であわせて110人の死亡を確認 | NHK | 令和6年能登半島地震
この地震、僕の場合は1月1日に初詣から帰ってきて、さてブログでも書くかとエディターを立ち上げたところで、スマホの方で急に通知がなったので確認したところ石川県で大地震があり津波警報が発令されたというプッシュ通知で確認したのである。
北陸の方にも知り合いがいるので、すぐさまLINEで安否確認などを行い、その日はほとんどブログを書くことも作業にならなかった。どうも僕は災害系のニュースが苦手であるらしく、重大な災害や事件などが起きると共感性疲労でクタクタになる。
ずっとテレビでもネットでも地震のことであるとか、それに対応しようとした自衛隊の飛行機とJALの旅客機が羽田空港で衝突した事故など、日本沈没かと思わせるようなグタグタの状態だった。情報酔いを起こしてしまいメンタルを崩したので、1月3日は名護の方に長距離ドライブに出かけてしまった。
なんとか今ではNHK NEWS WEBであるとかNHKのポッドキャストなんかを通じて最新の情報を追うことができてるけど、新春早々本当に酷い災害が起きている。僕とおんなじようなメンタル持ちの人に関しては、TVのような映像を通じての情報収集とかTwitter(X)で過剰に溢れる生の声を聞いたりするのは避けたほうがいいよ。
僕はこういう災害などの情報に関してはNHKのポッドキャストを毎日聞いて日本国内のニュースの定点観測をするようにしてる。iPhoneユーザであればappleポッドキャストで「NHK RADIO NEWS」というように検索するとNHKの定時のニュースのポッドキャストが配信されてるはずである。このうち、朝と夜の7時のニュースに関してはその日の1日のまとめのニュースだったりするので、そちらを聞くようにすると良いです。
SNSのようなツールを使って大量の情報収集や情報の拡散ができる時代だからこそ、大量の情報の中から真贋を見極めて、本質的な情報を選び出すリテラシーというのが重要になる。Twitterのような環境で溢れる情報の洪水の中にいると、どんなに冷静な人でも状況が見えなくなってしまうこともある。デマというのは自分は騙されまいと強く思っていても、現実に周りの人たちが大慌てをしてるような場の空気の中では流されてしまうことはあるだろう。
こういう情報時代だからこそ、信憑性の高い情報選択については信頼のおける機関にアウトソーシングしてしまうというのもありだと思ってる。生の情報をよりわけてその中から使える情報を選び出すことについては、新聞社や報道機関に任せておき、我々のような消費者は普段からその中でも信憑性のおける機関というのを選別しておいて、普段からどのような世の中の流れになってるのか定点観測することが重要ではないかと思う。
僕は基本的にはこんな風にして使うべき情報ソースについてはリストアップをしておき、そちらから情報収集をするようにしてる。別にSNSを使わなくてもこれで世の中の流れというのは追えている感じである。
今週のネットニュース振り返り
これからの時代の情報収集の方法って、ニュースレターやポッドキャストが良いと思う。
更新されたら真っ先に聴いているおすすめポッドキャスト - laiso
表題のことは、ここ最近のネットを観測してるネットクラゲとしての感懐である。特にTwitter(X)のような短文系SNSについては、そこで流れてる情報というのがデマや短絡的な情報が多くて、世の中の文脈を読み解くには不適当であると感じることが多い。
最近の僕はTwitterやマストドンのような短文SNSについては完全に遮断をしてしまい、ニュースサイトやポッドキャストで情報収集を行い、それをScrapboxにメモを残したりして情報整理を行い、ブログやニュースレターで情報発信をするという流れになっている。
これは僕の持論であるのだけど、「現代社会において必要なのは情報のフィルタリング」。情報を集めようと思えば網を広げればいくらでも手に入る時代であるけど、その中から有益な情報を見つけ出すのが難しい。今の世の中ではむしろ、情報の受け手をミスリードして情報発信者の利益になるように広告を踏ませたりとか変なイデオロギーに誘導するような情報が増えており、気をつけなければデマや陰謀論などを信じ込まされて大損する。
なのでまぁ、世の中を読み解くために定点観測するメディアとしてはニュースレターやポッドキャストが良いなと思うのである。ブログもそのうちに含めても良いかと思ったが、近年はブログはあまりにも拝金主義の書き手が増えすぎたメディアであるので、あんまり信憑性の部分では微妙だと思ってる。
ニュースレターやポッドキャストはあまり金金した人が多くないなというのがいいところであるし、サブスクみたいな課金モデルで運営されてるので、合わない人が書いているのならすぐにそれとわかりやすくて離脱できる。書いている人の人となりというのがわかりやすい媒体であるなと感じるのである。この人いいなと思った配信元であれば登録しておけば定期的にニュースが得られる。
このニュースレターを配信してるSubstackにしてもそうなのだけど、海外の方でもポッドキャストやニュースレターに回帰が起きてるという話であるし、今の時代だからこそ書き手の顔がしっかりと見える媒体というのは重要なのかもしれない。
フリーミアムモデルのコンテンツ配信って完璧に終わってるんだなーと思う。
X(Twitter)にバッキバキに打ちのめされて始まった2023年が終わりそうなので今年をいろいろ総括する話|Togetter(トゥギャッター )
多分、「みんなが見られるWebサイト」はもう壊れている - orangeitems’s diary
【お願い】広告ブロッカー(Adblock)の除外設定をお願いします。 - すまほん!!
年末にこういう話題が同時多発的に出てきたので、なんか最近僕のブログを運営していてもアクセス数が激減して広告料も全く入らない状況になってきてることからも推察して、「フリーミアムモデルのコンテンツ配信の終わり」というのがきたんだなーと思う。
どうも去年の2023年10月ごろにGoogleのコアアップデートがあったのだけど、それはコンテンツを配信してる人の権威性を重視するアップデートであるらしく、観測してる個人ブログなどでもことごとくアクセス数を減らしてるらしい。
それとGoogleアドセンスにしてもクリック数ではなく、ビュー数で広告料を決めるような規約変更をするらしいんだけど、どうも、広告モデルでのコンテンツ配信というのが限界に来てるのではないかな?と感じるのである。
普段からネットブラウジングを趣味にしてるような人ならわかるかもしれないけど、最近のネット広告というのは悪趣味すぎて酷い。エロ漫画のような広告であったりとか、人のコンプレックスを煽ってクリックさせようとする広告ばかりである。
また、スマホでブラウジングをしてる場合は、誤タップしやすいバナー広告や全画面広告などが現れる場合がある。これはGoogleアドセンスについては、配信主が無効にしていてもGoogleの方から「収益率を上げるためにONにしろ」みたいなメールが来るのである。
当然、そういう見た目にも汚い広告から身を守るためにユーザはみんな広告ブロックを使い始める。最近では、システムにも悪影響を与えるブラクラみたいな広告も出ることがあるというのでセキュリティ的にも広告ブロックを使った方がいいとFBIがアナウンスするぐらいだ。
汚い広告が出るからユーザは広告ブロックを使う → 広告を踏まないから広告主はさらに過激な表現を使い始める → 汚い広告が出るコンテンツはますます読まなくなる or 広告ブロックを使う。みたいな悪循環で、一番わりを食うのはコンテンツを配信してる発信者だ。
どーなるんだろうねー、と思うけど、結局、書き手がちゃんと読めるコンテンツを書くためにはある程度の運営費は必要であるし、そのためにはサブスクリプションモデルや投げ銭形式みたいなマネタイズのやり方が一般的になってくるんじゃないかなと思う。最近、はてなブログの方でも有料記事をパワープッシュしてたけど、個人ブログにおいてもペイウォールを利用した情報発信が進むのだと思われる。
今週の一曲
今週の一曲はマックス・リヒターの「The New Four Seasons – Vivaldi Recomposed: Spring 1」
クラッシックの中のビバルディの「四季」の春のパートを魔改造しちゃってるアレンジである。
あまりにも壮大すぎる世界観で初め聴いた時びっくりした。和音の重なりが綺麗で、夜明けが目の前に広がってるような感覚を覚えた。どうも新春っぽいなと思ったので今週の紹介である。
それでは良い週末を。
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